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環境ニュース[海外]

ドイツ 研究報告書「情報コミュニケーション技術の発展-ドイツにおける電力需要」を公表

エネルギー】 【掲載日】2016.01.08 【情報源】ドイツ/2015.12.10 発表

 ドイツ連邦経済エネルギー省は、研究報告書「情報コミュニケーション技術の発展-ドイツにおける電力需要」を公表し、情報技術コミュニケーション技術の2025年までの見通しに関する知見や効率向上の成果、対策を必要とする分野について示した。報告書によると、情報コミュニケーション技術の年間エネルギー需要は2010年から2015年にかけて15%(8TWh)減少した。この減少傾向は2020年まで継続し、その後、2025年まで若干上昇することが予想されている。電力需要の減少は家庭や職場における情報コミュニケーション技術のエネルギー需要が減ったことを要因としており、この傾向は進み、2015年から2025年にかけてさらに3分の1の需要が減少するとしている。これは、テレビなどの機器の技術改善やスマートフォンやタブレットなどの省エネ型モバイル製品の利用の増加によるものが大きい。効率向上は、消費者への情報提供やヨーロッパエネルギーラベルの標準化、エコデザイン指令を通じて達成された。一方で、テレコミュニケーシュオンや電算室では反対の傾向が示されている。電算室やテレコミュニケーション網における情報コミュニケーション技術に関連するエネルギー需要は、2015年は18TWhであるが2025年には25TWhに上昇することが見込まれている。連邦経済エネルギー省は、報告書の結果を評価し、特にテレコミュニケーション網と電算室における効率改善を進める対策を実行していくことを表明した。【ドイツ連邦経済エネルギー省】

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