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環境ニュース[海外]

先住民連盟ら、先住民の土地所有権と自然資源を守るオンラインプラットフォームを開設

地球環境】 【掲載日】2015.11.24 【情報源】国際機関/2015.11.10 発表

 世界中の先住民連盟、土地所有権に関する機関、および研究機関から成るパートナーシップが、先住民が共同所有する土地を示す初のオンラインプラットフォーム「LandMark」を起ち上げた。このプラットフォームは、先住民が伝統的に利用してきた土地が守られるべきものであることを示すとともに、その権利を明示することで、採鉱地、パーム油農園、木材伐採地などでの自然資源の過剰な開発を防ぐという。プラットフォームでは、先住民が共同利用している世界中の数千もの土地の境界を示しているほか、各国で先住民が使用する土地の比率、先住民の土地所有権に関する法的保護の詳細が示されている。先住民は土地と自然資源の護り人であり、先住民の土地所有権を保障することが、森林や土壌を守り炭素の排出を防いで気候変動の緩和につながるとする知見は蓄積されているものの、未だ気候変動に関する国際交渉ではこの視点が十分に取り入れられていないという。パートナーシップの参加機関である世界資源研究所(WRI)は、このプラットフォームの開設は今後の国際的な気候変動対策においても重要な意味を持つとしている。【世界資源研究所

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