アメリカエネルギー省、成長著しい燃料電池産業へのさらなる投資を発表

エネルギー】 【掲載日】2015.10.27 【情報源】アメリカ／2015.10.09 発表

　アメリカエネルギー省（DOE）は、急成長を続ける燃料電池産業をさらに拡大するため、10件のプロジェクトに計2000万ドル以上の投資を行うことを発表した。これらのプロジェクトは、燃料電池および水素技術を進歩させるとともに、小型燃料電池電気自動車（FCEV）などへの燃料電池の応用に取り組むという。これにより、アメリカのクリーン電力技術の革新を推進し、輸入石油への依存の軽減や有害な炭素排出の削減に寄与することが期待されている。
これまでにも、DOEの支援を受けたプロジェクトは2006年以降に輸送燃料電池のモデルコストを50％削減し、耐久性を2倍以上に高め、必要な白金量を5分の1に削減することに貢献してきた。また、市場においても燃料電池産業は急成長を遂げており、DOEの「2014年度燃料電池技術市場報告書」によると、燃料電池の売り上げは2013年の13億ドルから2014年には22億ドルに増加したという。【アメリカエネルギー省】