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環境ニュース[海外]

ドイツ ブラジルと気候協定に合意

地球環境】 【掲載日】2015.09.03 【情報源】ドイツ/2015.08.21 発表

 ドイツ連邦環境省のヘンドリックス大臣は、ドイツとブラジルの両国間で合意した気候協定について歓迎し、「メルケル首相とブラジルのロウゼフ大統領は転機を記した。産業国と中進国が初めて共同で、世界経済の脱炭素化の今世紀中の実現に向けた野心的な目標を公言した。これは、パリ会議に向けて不可欠な追い風であり、気温上昇を2度以内に抑えるべく、世界に向けたシグナルである」とコメントした。ドイツ・ブラジル・気候保護宣言は、@今年末にパリで承認される気候保護協定に向けた共同目標、A気候ニュートラルな世界に向けて速やかな実現が求められている転換を進めるための具体的な目標設定と協力体制の合意で構成されている。さらに、森林保護と再生可能エネルギーの両分野が強調されている。アマゾン熱帯雨林における森林伐採の削減を通じて、ブラジルは、地球規模の気候保護に重要な貢献をしており、さらにアマゾン熱帯雨林地帯における保護地区を6000万ヘクタール以上に拡大することを目指し、違法伐採への措置や森林拡張の助成を行っている。また、エネルギー部門でも、ブラジルでは、水力発電や風力エネルギー、太陽エネルギーの拡張が見込まれている。協定協議に平行し、両国の専門家で構成された気候ワーキンググループが、新規の気候保護プロジェクトを決定しており、連邦環境省は、ブラジルにおける新規プロジェクトに対し、3240万ユーロを拠出することを表明した。
【ドイツ連邦環境省】

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