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環境ニュース[海外]

イギリス自然環境研究会議、低炭素型エネルギーが自然資本や生態系サービスに及ぼす影響の研究に200万ポンド投資

地球環境】 【掲載日】2015.07.14 【情報源】イギリス/2015.06.30 発表

 イギリス自然環境研究会議(NERC)は、イギリスの低炭素型エネルギーの普及拡大が今後、地下水等の自然資本や人間に恩恵をもたらす生態系サービスにどう影響するかを研究するプロジェクト(ADVENT)に最大で200万ポンドを投資すると発表した。例えば、風力発電設備の拡大は、自然景観や文化的生態系サービスに影響する。イギリスの今後のエネルギー供給には、エネルギー供給の安定性、合理的価格を維持しつつ、2050年までに温室効果ガス排出量を80%削減するという政策目標実現のための何らかの措置も必要になる。同プロジェクトには、イースト・アングリア大学のアンドリュー・ラベット教授のほか、他大学や海洋研究所の研究員らが豊富な専門知識を投入し、今後の低炭素型エネルギー普及が自然資本のストックや生態系サービスの供給にどう影響していくかを数値化して示すという。また、将来のエネルギー転換に伴う生態系サービスの変化を経済価値で評価し、政策立案者にエネルギーと環境を同時に配慮したエネルギー計画を策定する際の手段を提供しようともしている。【イギリス自然環境研究会議】

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