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環境ニュース[海外]

持続可能な野生生物管理に関する協力パートナーシップ(CPW)、ブッシュミー ト(野生動物の肉)に関するオンライン資料集を公開

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2015.03.16 【情報源】国連/2015.03.03 発表

 「持続可能な野生生物管理に関する協力パートナーシップ(CPW)」は、2015年3月3日の「世界野生生物デー」を機に、ブッシュミートに関する資料集をウェブ上に公開した。
 ブッシュミートとは、食用や薬用などの目的で、主に熱帯・亜熱帯の森林で捕獲される陸上の野生哺乳類鳥類・爬虫類・両生類の肉である。資料集は、生物多様性条約事務局、国際林業研究センター(CIFOR)、国連食糧農業機関が共同で、他のCPW加盟機関の協力を得て作成したもので、ブッシュミートが食糧安全保障や地域の生活の糧などとして人間に大きく役立っている一方、野生動物の持続性を損なうような過剰な捕獲が森林生態系の安定や人間の健康に悪影響を及ぼすことも指摘する。そして、ブッシュミートの利用に関し、地域社会、国、国際社会の各レベルでどのような管理や規制が考えられるかの展望を示す。
 CIFORのナシ副所長は、今後、人口増の一方で野生動物の減少が予想されるとし、「野生動物の食用利用について先手をとって対応しなければ、多くの熱帯諸国で困難に直面するだろう」と危惧している。【生物多様性条約事務局】

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