一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカ環境保護庁、DfEプログラムの安全化学成分リストに香料を追加
【健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2013.08.07 【情報源】アメリカ/2013.07.24 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)は、環境配慮設計(DfE)プログラム認定の「より安全な製品」に使える化学物質を集めた「より安全な化学成分リスト」(Safer Chemical Ingredients List)を拡大し、約130物質を追加したと発表した。DfEプログラムは、安全性の高い化学物質を成分として用いる、高性能で費用対効果が高い製品を認定する制度。プログラムの化学成分リストを見れば、製品のメーカーは、DfEプログラムが既に評価し、「より安全」であると確認した化学物質を知ることができる。
今回初めて、洗浄剤の香料として使われる化学物質がリストに加わった。EPAは「香料は、多くの消費者用洗浄剤の、重要だが複雑な一部。今回、リストに香料を追加することで、メーカーには、より安全な製品の製造を支援し、国民には利用できる化学物質情報をより多く提供する」という。同リストはEPAが2012年に設けたもので、現在602物質が収載されている。【アメリカ環境保護庁】