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環境ニュース[海外]

第13回ライン川保全会議開幕 新保全プログラム成立

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】ドイツ/2001.01.29 発表

 1月29日、ライン川流域のすべての国の参加のもとで、第13回ライン川保全会議が開かれた。会議の重要課題は、(1)EU水枠組み指令の国内法化のための準備作業をすすめることと、(2)今後20年間のライン川保全政策を具体化する新しいライン保全プログラムを策定することである。
(1)について
  水枠組み指令は、EU構成国とライン川流域諸国に、ライン川の河川流域全体にわたる管理計画の策定を義務づけており、各国の準備作業の調整は、管理グループ(Steuerungsgruppe)が行うものとされている。連邦環境大臣は、欧州の他の河川にもモデルとなるような計画を策定すべく、ドイツは積極的に貢献したいと述べた。
 (2)について
 新しいライン保全プログラムは、「ライン川2020-ライン川の持続的な発展のためのプログラム」と名づけられている。プログラムは、今後20年間の保全政策上の目標として、生態系の一層の改善、生態系の諸要請を考慮に入れた洪水予防、野生生物の生息地と自然の流水機能を保全・改善・再生することを挙げている。ライン川と相互に作用しあう地下水の保全も、プログラム中に盛り込まれる。ちなみに、連邦環境大臣は、ドナウ川流域にも同様の管理システムを形成する必要があると述べている。【ドイツ連邦環境省】

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