水運・水路対策を拡充

イギリスの水路担当大臣ウィッティー卿は、イングランド及びウェールズにおけるブリティッシュ・ウォーターウェイ（イギリスの航行可能水路の半分以上を所有・管理する行政機関）の事業に対し、1975万ポンド（約33億5700万円）が増額されると発表した。
　大蔵省の歳出レビュー2000プログラムにより、2002年度に900万ポンド（15億3000万円）、2003年度に900万ポンド、さらに今年度175万ポンド（約３億円）が増額される（予算総額は、2002～2003年度で6150万ポンド）。
　イギリス政府は、環境、エネルギー面からも水運の復興を推進しており、６月には、水路の持続可能な開発を推奨する「明日の水路（Waterways for Tomorrow）」政策を発表している。政府は、水路の可能性を広げ、同時に、水路固有の生物多様性を保全・強化することを目指している。【イギリス環境・運輸・地域省】