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環境ニュース[海外]

ドイツ連邦環境大臣 「近距離公共旅客輸送には高い環境基準が必要」

大気環境 交通問題】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】ドイツ/2001.02.21 発表

 ドイツ連邦環境大臣は、2月21日、ドイツ運輸協会(Verkehrsclubs Deutschland(VCD))作成の小冊子「バス、鉄道、自家用車ー環境面からの比較」を公表した。
 現在、近距離公共旅客輸送サービスは、マイカーなどに対して、環境面での優位性を失いつつある。例えば、乗車率が中程度であった場合には、バスは、自家用車よりも、排ガスの点で、大きな環境負荷がかかる。
 環境大臣によれば、公共旅客輸送に公金が投入されるのは、一つには、公共輸送が、環境面で優れているためであり、この長所が失われつつあることを認めるわけにはいかないという。
 そのため、地方公共団体が、近距離旅客人員輸送サービスを民間に委託する際には、高い環境基準をもとに、それを満たす委託先を選択すべきであるとして、環境大臣は、基準値の引き上げを、地方公共団体に要請している。
 関連して、環境大臣は、環境省支援の各種パイロット事業(天然ガス自動車や天然ガスバスの導入等)が、積極的に評価されてきたことを強調し、近い将来、環境省は、新しいパイロット事業をスタートさせて、運賃の引き上げを抑えつつ、高い環境基準を達成する方法を提示すると述べている。【ドイツ連邦環境省】

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