ドイツとブラジル国際環境協力を強化

　10月11日から2日間の日程で、ドイツ・ブラジル環境フォーラムが、ベルリンで開かれ、風力、廃棄物、水の分野を中心に、
両政府の国際環境協力が強化されることとなった。
　まず、廃棄物と水の分野では、廃棄物の削減と利用および廃水処理に関する基本構想作りに、ドイツがブラジルに協力する。
　また、風力の分野では、ブラジル政府の風力エネルギー利用拡充の努力をドイツ側が支援する。ドイツ政府は、先進工業国よりも開発途上国や中進国において、再生可能エネルギーの利用促進の可能性が高いとみている。
　その他、気候変動枠組条約第6回条約締約国会議を目前に控え、フォーラムでは、京都議定書を2002年までに完全施行すべきであるという点で、両国の環境大臣の見解が一致した。【ドイツ連邦環境省】