ＥＵ　エストニア、リトアニア、スロバキアの地域開発計画を承認

【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】EU／2000.10.25 発表

EU加盟申請国における３つの地域開発計画が、農業構造及び地域開発に関する委員会（Committee on agricultural structures and rural development）により承認された。今回は、エストニア、ラトビア、スロバキアが対象になっており、これで10プログラムのうち9プログラムが承認されたことになる。
　地域開発特別プログラム（Specail Accession programme for and Rural Development；SAPARD）における各国の計画及び割当ては以下の通り。

●スロバキア
　計画は食品加工業を含む農業生産部門の改善、持続可能な田園地域開発、人材開発の三本の柱から成り立っている。割当ては、総額182億8900万ユーロ（2000年〜2006年）。
　環境関連分野としては、環境を保護し、田園地域を維持するような農業生産手法に関して3.45%（約6億3000万ユーロ＝630億円が割当てられている。

●リトアニア
　計画は、農業生産、農業生産品の加工及び市場、田園地域における経済活動の多様化、インフラ整備、林業、環境に配慮した農業手法、人材開発の７つの柱からなる。割当ては、総額298億2900万ユーロ（2000年〜2006年）。
　環境関連分野としては、環境に配慮した農業手法に1％（約3億ユーロ＝300億円）が割当てられている。

●エストニア
　計画は、農業、食品産業の競争力強化、田園地域の再生と持続可能な開発、効果的な計画実施の促進を柱にしている。割当ては総額121億3700万ユーロ（2000年〜2006年）。
　環境関連分野としては、環境を保護し、田園地域を維持するような農業生産手法に関して1.4％（約1億7000万ユーロ＝170億円）が割り当てられている。【欧州委員会環境総局 】