建築物の省エネ促進に1760万ユーロ

　オランダ住居・国土計画・環境省は、建築物の省エネルギー促進のため、2002年に1760万ユーロ（20億2400万円）を支出することを明らかにした。これは、建築物からの温室効果ガスを2010年までに、1999年レベルから10％削減するための第一歩となる。
　この資金は、地方当局、住宅協会、開発業者・投資者、建築物の居住者及び利用者（オフィス、病院、学校等）など、ビルの省エネ対策の対象となる主要なグループに提供される。具体的なプロジェクトとしては、例えば、地方自治体が都市開発を行う際に省エネを組み込んだり、居住者や所有者がエネルギー・パフォーマンス・アセスメント（1ユーロの支出ごとに最も効果的にエネルギーを節約できる方法を提示する）を実施したりすることが考えられる。なお、このスキームの運用は、オランダ・エネルギー・環境庁（NOVEM）が担当する。【オランダ住宅・国土計画・環境省】