ドイツ　自治体向け風車リパワリング促進に関する入門書を発行

【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2009.09.29 【情報源】ドイツ／2009.09.15 発表

　9月15日、ドイツ連邦環境省は、地方自治体で風力発電設備のリパワリングを支援する入門書の完成を発表した。入門書は、古い性能の低い風力発電設備を新しい設備に交換する「リパワリング」が、自治体にとって、エネルギー供給や雇用創出につながり、建築誘導計画の分野でも重要なチャンスとなることを示している。
　リパワリングにより、自治体は、風力エネルギー設備の立地点を地域開発計画に組み込んで、風力発電設備の数を削減したり、地域内に散在している設備を一箇所にまとめたりすることができる。入門書では、更に、最新の経済的・技術的条件、リパワリング対策のプランニングや実現への助言がまとめられている。入門書の作成には、ドイツ自治体連盟（DStGB）、自治体環境アクション（U.A.N.）、連邦交通省の代表者が参加した。また、連邦環境省とドイツ自治体連盟及び自治体環境アクションは、自治体への助言を進めるために、双方で更なる協力を行うことに同意した。【ドイツ連邦環境省】