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環境ニュース[海外]

米国議会下院 新クリーンエネルギー法案を可決

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2009.07.01 【情報源】アメリカ/2009.06.28 発表

 クリーンエネルギーの促進、温室効果ガスの削減などを盛り込んだ「米国クリーンエネルギー・安全保障法」案が、6月26日、米国議会下院で可決された。この法案は、エネルギー・商業委員会のワックスマン委員長とエネルギー・環境小委員会のマーキー委員長が提案していたもの(通称、ワックスマン・マーキー法案)。
 オバマ大統領は、同法案について、クリーンエネルギーを「利益の出るエネルギー」にする法案だと評価。新しいビジネスや業界の創出につながると述べ、議会上院での今後の審議に期待を示した。
 同法案の主な内容は以下のとおり。
●2020年までに、エネルギー効率化と再生可能エネルギーにより、電力需要の20%をカバーすることを電気事業者に要求。
●エネルギー効率化と再生可能エネルギー(2025年までに新規投資900億ドル)、CO2回収・貯留(600億ドル)、電気自動車等(200億ドル)、基礎科学研究・開発(200億ドル)に投資。
●建物、機器等に義務的な省エネ基準を導入
●主な排出源からの炭素排出量を2005年レベルから、2020年までに17%、2050年までに80%削減。
●エネルギー価格の高騰から消費者を保護。アメリカ環境保護庁(EPA)の推計によると、同法案により、各世帯が負担するコストは、2020年時点で、1日当たり0.5ドル(省エネ効果は含まず)。
【米国議会下院エネルギー・商業委員会】【ホワイトハウス】


プレスリリース:米国議会下院プレスリリース

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