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環境ニュース[海外]

WHO/UNICEF報告書 途上国の上水・下水サービス不足を指摘

水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】その他/2000.10.22 発表

 WHOとUNICEFは、世界人口の5分の1(11億人)は上水道からの供給を受けることができず、5分の2(24億人)は下水処理施設につながっていないという調査報告「世界の水供給と下水評価 2000年報告(Global water supply and sanitation assessment 2000 report)」を公表した。
 過去20年間、上水・下水の整備に向けて努力がなされてきたにも関わらず、途上国では下水処理システムが整備されている国は少なく、河川や、湖沼、沿岸水域の汚染につながっている。また、衛生の観点からみれば、5才未満の子供のうち、年間220万人が下痢で死亡しており、安全な水と適切な下水処理システム等があれば、下痢疾患を3分の1から4分の1程度にまで減らすことができるという。
 なお、水供給・下水協力協議会(Water Supply and Sanitation Collaborative Council;WSSCC 水供給・下水関係の国際組織)は、「2015年までに安全な水と下水処理システムを利用できない人を半減し、2025年までに全ての人がこうしたサービスを利用できるようにする」という目標、「VISION 21」を今年3月に発表している。11月24日には、この目標を具体化するため、ブラジルで専門家500名が参加する会議が開催される。【WSSCC(Water Supply and Sanitation Collaborative Council】

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