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環境ニュース[海外]

流域汚染回復成功事例 30件公表

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】アメリカ/2000.11.09 発表

 アメリカでは、1997年の水質保全計画(Clean Water Action Plan)の下、汚染河川等の水域を浄化する努力が続けられているが、「流域アプローチ(the watershed approach)」が有効であることが明らかになった。
 11月9日、9つの連邦機関(農水省、内務省、国防総省、通産省、テネシー川流域開発公社、エネルギー省、運輸省、司法省、陸軍)が、地方公共団体における流域回復事業の成果を公表。成功事例は30件に及び、如何に、連邦、州、地方の協力が多岐にわたる水質問題の解決につながるかが分かる。
 例えば、オハイオでのプロジェクトはBig Darby 湾での浸食を400.000トン以上くい止めた。また、イリノイ川でのプロジェクトは、1908年以降流域で姿を見せなくなった魚を戻すことに成功した。
 水質保全計画は、人の健康の保護と汚染水域の回復を目的としているが、そのために、主要な行動目標を設定し、手段と資金を提供するものである。連邦政府が促進し、技術的財政的な支援を行っているが、主にこの計画を進めるのは地域の民間団体、NPO、市民有志である。また、「流域アプローチ」は、重工業、暴風雨に伴う大水、農業、廃鉱、ハイウェイが地域に及ぼす影響を明らかにするとともに、河川、河口、湿地を守るために、指定された排水地域及び流域における排水ポイントその他の汚染源に焦点をあてるものである。【EPA】

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