環境と消費者を守る水法草案を公表

　イギリス環境・運輸・地域省は、11月６日、環境保全と消費者への安全な水供給を目指す「水法（Water　Bill）」草案を公表した。
　同草案では、水供給会社に対して新たに水の保全義務を課すとともに、野生生物や環境に影響を与えるような過剰取水を防止する認可制度を導入する。
　また、消費者保護のため、独立した「水消費者会議（Concumer Council for Water)」を設置するとともに、水規制当局に消費者利益を守る義務を課す。
　さらに、水供給会社の違法行為に対し、科料を10％引き上げるとともに、消費に適さないような水を供給した場合の罰金も20,000ポンドまで引き上げるなど厳しく対処することとしている。【イギリス環境・運輸・地域省】