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環境ニュース[海外]

河川の水質 記録的に改善

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2001.11.14 【情報源】イギリス/2001.11.05 発表

 11月5日に発表されたデータによると、イギリスでは、昨年度、河川の水質が記録的に改善されたが、本年度もそのレベルを維持、または一層の向上が見られた。
 イングランドでは、2000年度、河川・運河の94%について、化学的・生物学的水質が優良または良好との結果が出た。これは1990年度(河川・運河の83%が化学的、86%が生物学的に優良又は良好)と比べて大幅な改善と言える。
 リンについては、約60%の河川で高いレベルが検出されているが、1990年の67%よりは減少している。窒素については、1995年以来、悪化傾向にあり、1995年から2000年にかけては、11%の河川で増加がみられた。
 イギリス全土でみると、2000年度で化学的水質が優良または良好と判断された河川の割合は95%となり、1999年度より向上した。また、河川の90.4%が2000年度のそれぞれの河川質目標値に達成、1999年度の87%に比べて増加を示した。
 マイケル・ミーチャー環境大臣によると、1990年から2000年の間にイギリス下水道業界が下水処理に投資した金額は60億ポンド(1兆200億円)を超えるという。同大臣は、2005年度までに河川環境を向上に向け、ほぼ同額の投資を行う予定であることを明らかにした。
 政府は、2005年度までには91%の河川について目標値を達成できるよう河川の水質向上に努めたいとしている。【イギリス環境・食糧・地方事業省】

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