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環境ニュース[海外]

EPA ヒ素の飲用水基準を10ppbに

水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2001.11.12 【情報源】アメリカ/2001.10.31 発表

 EPAのホイットマン長官は、31日、飲用水中のヒ素の基準を、従来の50ppbから10ppb(parts per billion:10億分の1)とすると発表した。
 新たな基準の設定にあたっては、ホイットマン長官の要請を受け、全米科学アカデミーがリスクにつき、全国飲用水審議会が全国の水道システムに対するコストにつき、それぞれ検討し、さらにEPA科学諮問委員会がベネフィットを評価した。
 新基準の遵守期日は、2006年とされている。
 この新基準によって影響を受ける水道システムの97%が、小規模システム(人口1万人未満に水道供給)。EPAは、今後、2年間にわたり2000万ドル(24億円)を投じ、より費用効果的な技術の調査・開発を行うことを計画しているほか、小規模システムの管理者に対し、遵守費用を削減させるための技術的支援・訓練を提供する予定である。さらにEPAは、農務省が行っている、州リボルビング基金(State Revolving Fund)および地域公共施設サービスプログラム(Rural Utilities Service programs)に基づく補助金および融資を最大限に活用するよう、小規模の自治体と協力する予定である。
 なお、昨年、EPAは水道システムに対し、飲用水基準の遵守に関して6億ドル(720億円)を超える補助・融資を行った。【EPA】

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