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環境ニュース[海外]

中国 広東省の風力・太陽光ハイブリッド発電製品が話題に

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2007.05.29 【情報源】中国/2006.11.01 発表

 1980年、中国西部の辺境地区農牧民の電力需要を解決するため、小型風力発電機を導入し始めた。80年代中後期、小型風力発電機の大規模生産能力が形成され、内蒙古など辺境地区で小型風力発電機20万台近くを普及させた。しかし好調も長続きせず、アフターサービスや厳格な品質検査測定体系が構築されなかったため、小型風力発電機製品の信頼性は大きく損なわれ、市場も急激に縮小した。21世紀に入り、風力・太陽光のハイブリッド型発電装置の新技術は急速に発展し、市場売上も次第に拡大し、再び小型風力発電機に期待がかけられた。
 現在、風力・太陽光ハイブリッド型発電機が国内外から関心を集めている。2004年、紅鷹ブランドの風力・太陽光ハイブリッド型発電機は日本国土交通省の検収に合格し、50セット余りの製品が関西国際空港に導入された。ドイツも風力・太陽光ハイブリッド型発電機を大量に購入し、遊覧船電源に利用した。中国オランダ再生可能エネルギー協力事業である湖北省洪湖水上漁民の風力・太陽光ハイブリッド型発電機送電事業にも風力・太陽光ハイブリッド型発電機を採用した。
 風力・太陽光ハイブリッド型小規模風力発電機は、国外で見通しが明るいが、国内ではまだ成長を模索している段階である。現在、国内の大部分の風力・太陽光ハイブリッド型発電機が輸出され、国内では上海崇明島生態村で大量導入されただけで、他の都市での利用は少ない。広東の兪紅鷹氏の悩みの種は、紅鷹風力発電機は広東現地ブランドでありながら、広東での利用はほとんどなかったということである。
 風力・太陽光ハイブリッド型発電機の伸び悩みは、広東省関連部門も重視し始めた。広東省政府は、紅鷹能源科技公司を広東省第1次の循環型社会実証団体に定めており、政策や資金など多くの支援を与えていく。【中国環境報】

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