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環境ニュース[海外]

中国風力発電産業に深刻な人材不足

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2007.05.25 【情報源】中国/2006.09.28 発表

 中国の風力発電は高度発展期に入った。去年全国で完成した風力発電規模は50.3万kWhで、前年比の254%増である。国家発展改革委員会の『再生可能エネルギー中長期発展計画』によると2020年までに中国風力発電規模は3000万kWに達する。現在の風力発電規模は126万kWで、これは今後毎年平均200万kW増加することを意味している。
 この目標を実現するには人材が鍵を握る。しかし中国の風力発電分野の人材は極めて不足しており、今まで全国では華北電力大学の風力発電学部学科のみである。中国再生可能エネルギー協会の石定寰理事長によると、人材育成は大きな問題であり、中国の風力発電の継続的、高度発展の障害になっている。
 華北電力大学は年々募集人数を増やし、2010年までに学部生を120人にまで増やす。『第11次五ヵ年計画』期間で、風力発電の学科を増やす以外にも、大学は国家級風力発電実験室やアジア風力育成研修センターを作る計画であり、世界に向け国際的ハイレベルな風力分野の人材を育成する。
 全国の他大学、例えば沈陽工業大学、北京交通大学、蘭州理工大学などでも風力発電学科の新設や風力発電利用の研究に着手しつつある。【中国環境報】

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