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環境ニュース[海外]

中国 山東省:資源節約の強制的数値指標が定められる

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2007.05.24 【情報源】中国/2006.02.13 発表

 山東省は「山東省資源節約基準」を定めた。これは同省で初の強制的数値指標による資源・エネルギー消費の規範化である。
 同基準は、同省経済貿易委員会、建設庁、水利庁、国土資源庁が共同で定め、主に同省の資源・エネルギー消費領域に対するもので、対象となる資源・エネルギー消費量が総量の80%以上に及ぶ。この基準は6部分からなり、2004年〜2020年の同省資源節約全体指標、重点製品の基本エネルギー消費基準量、電力・製紙・冶金・化学・紡績業界製品の製品水消費基準量、都市生活用水使用基準量、農業灌漑用水基準量、建設用地土地節約指標など具体的に数値化している。この基準では、発電企業の石炭使用基準量は390g/kWhとなり、電解アルミの電気使用基準量は1.64万kWh/トン、都市生活用水使用基準量は日量85〜120リットル/人、都市郊外と農村居住地の1世帯面積は166平方メートル以下となる。
 計画によると、2006年同省の資源節約利用の主要指標は国内先進水準を目指す。2003年と比べ、1万元GDPあたりのエネルギー使用量を5%下げて石炭換算1トンとし、1万元GDPあたりの水使用量を15%下げて150トンとし、工業用水循環利用率を10%上げて75%とし、農業灌漑用水係数を5%上げて0.60とし、建設用地1haあたりのGDP産出額を150万元以上とし、GDP増加1億元ごとの土地面積を18ha以下とし、鉱物資源の採掘総合利用率を1〜3%引き上げることを目指す。【中国環境報】

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