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環境ニュース[海外]

中国 上海:国内最大の風力発電所の建設を準備

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2007.05.17 【情報源】中国/2005.07.07 発表

 上海市経済委員会によると、10万kWの海上風力発電所を建設準備中。建設場所は東海大橋の両側にほぼ確定した。建設されると国内最大の海上風力発電所となる。
 計画中の海上風力発電所は数十台の3000kWの風力発電設備により構成される。現在、関係部門は実施計画を作成中で、順調に進めば5年以内に完成する。
 風力発電所の建設コストは非常に高く、標準的コストは1kW当たり約1万元。海上風力発電所の建設コストは更に高く、標準的コストは陸上発電所の2倍。上海海上風力発電所は入札方式を導入し建設され、投資回収期間は10〜20年。
 同市は沿海に位置するため風力資源が豊富である。すでに奉賢地区に4台の850kW風力発電設備が建設された。崇明地区・南匯地区には20MW風力発電所が今年7月中旬に運転を開始する。予測によると、今年、上海の風力発電累計は2000万kWhに達する。
 同市は急速に発展を続ける大都市である。エネルギー資源の不足を解決するため再生可能エネルギーの推進が必要となり、中国で初めてグリーン電力制度を実施した。
 国家気象局の資料によると、中国の陸地上空の高度10mの利用可能な風力エネルギー資源は2.53億kW。一般に海上風力資源は陸地の3〜5倍あるとされ、仮に2倍で計算したとしても、中国の海上風力資源は5億kWを上回る。【中国環境報】

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