中国　青島で廃棄家電・電子製品回収処理プロジェクトが開始

【ごみ･リサイクル リサイクル】 【掲載日】2007.05.17 【情報源】中国／2005.07.05 発表

　5月下旬、青島新天地投資有限公司と青島海爾(ハイアール)集団総公司は共同出資し、 “青島新天地廃旧家電及電子産品回収処理有限公司”を山東省莱西市姜山鎮工業団地に設立し、建設を開始する。
　同事業は国家省エネ・節水・資源総合利用国債プロジェクトの一環として2004年、国家発展改革委員会の承認を経て立案された。国内外から最先端の廃棄家電処理技術を導入し、国の実情に合った廃棄家電処理技術システムを構築する。同プロジェクトの実施は、資源の利用効率を高めるだけでなく、電子廃棄物の回収・リサイクルを“商品から商品へ”といった循環経済の軌道に乗せ、再生資源リサイクル産業を発展させ、電子廃棄物処理加工能力を向上させる。しかも再処理生産の過程で廃水、排気ガス、固形廃棄物の発生を抑える。60〜80％の電子廃棄物が再生資源となり、高純度の製品と優れた生産コストにより経済・環境面で効果をもたらす。
　同事業の敷地面積は100ムー。主に長江以北地域の廃棄家電・電子製品の収集・保管・処理・総合利用を行う。世界最先端技術により年間20万台の廃棄家電・電子製品を処理する。【中国環境報】