オランダ政府　家庭での省エネ製品導入を支援するパイロット事業をスタート

　オランダ住宅・国土計画・環境省は、家庭部門からのCO2排出量削減に向け、省エネ製品の導入を支援するパイロット事業を開始する。
　この事業では、5000世帯を対象に、待機電力カット装置、エネルギーメーター、省エネ電球など、省エネに役立つ製品の注文票を配布する。一方で、電力会社との試行事業として、エネルギー代金のレシートと引き換えに、各世帯が注文票を利用して省エネ製品を注文できるようにする。さらに、小売業界との協力により、エネルギー引換券を利用して、省エネを進める制度の実証試験を実施。この引換券と交換することで、各世帯は省エネ製品を手に入れることができるようになる。
　この事業によって、エネルギー消費量を約10％削減することができ、エネルギー代の節約にもつながる。事業には、同省から200万ユーロが支出され、成果が上がれば、オランダ全土に拡大される。【オランダ住宅・国土計画・環境省】