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環境ニュース[海外]

生物多様性条約 第8回締約国会議開催

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2006.04.05 【情報源】その他/2006.03.16 発表

 生物多様性条約第8回締約国会議が、3月20日から31日まで、ブラジルのクリチバで開催された。今回の会合には約4000人が参加し、閣僚も122名参加した。
 参加者は、2002年のヨハネスブルグ・サミットで示された合意に沿って、2010年までに、生物多様性が失われるスピードを大幅に減少させることを目指すロードマップに合意した。
 会議では、初めて、122名の閣僚が対話を行い、30件にのぼる主要な決議が採択された。この中には、遺伝子資源へのアクセスと利益を共有するための国際的な制度づくりに向け、2010年までに話し合いを完了することを目指す、交渉の枠組みとタイムテーブルに関する合意も含まれている。この制度は、ヨハネスブルグ・サミットで決定されたものだが、生物多様性条約の第三の目標の実施に向けた、主要な貢献となるものである。
 また、2010年を国際生物多様性年とする勧告がなされた。
 この他、途上国のキャパシティ・ビルディングのため、世界のトップレベルの研究機関や国際機関等が(スミソニアン自然史博物館、イギリス王立キューガーデン、UNEP、IUCN等)、生物多様性分野の教育・訓練を提供するパートナーシップ協定が締結された。また、パラウやミクロネシアなどが参加し、海域・陸域の保護区を強化する「グローバル島嶼パートナーシップ」も創設された。
 なお、次回の締約国会議は、2008年にドイツで開催される。【生物多様性条約事務局】【UNEP】【欧州委員会環境総局】


生物多様性条約事務局プレスリリース(2006年3月27日)(PDF形式)


下記アドレス:生物多様性条約事務局プレスリリース(2006年3月16日)(PDF形式)

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