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環境ニュース[海外]

イギリス環境大臣 水質汚濁削減のため、原油貯蔵庫に新規制を発表

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2001.09.06 【情報源】イギリス/2001.08.29 発表

 イギリス政府は、原油貯蔵庫からの流出事故による水質汚濁を防止すべく、新たな規制案を国会に提出している。この新たな規制措置により、2005年までに原油流出による水質汚染事故を最高で2500回分削減することができるという。
 原油による主な汚染原因の1つはタンクからの原油漏れであり、ほとんどの場合、こうしたタンクには原油が流出した際に、公共水域への流入などの二次的汚染を防止するための装置、例えば「バンド」(堤防状の堀)や「流出原油トレー」がなかった。
 このため、新規制では、地下貯蔵施設に設計基準を設けるとともに、二次的汚染を防止する装置を義務付ける。新規貯蔵施設は6ヶ月以内に、既存施設も4年以内に(「著しく危険な施設」については2年以内に)、新たな基準を満たすこととなる。
 マイケル・ミーチャー環境大臣は、「イギリスでの原油流出による水質汚染事故は、1999年度で水質汚染原因の17%に値し、その多くが流出事故対策のできていない原油貯蔵タンクからの原油流出によるものである。今回の規制により2005年までにはそのような事故が半減することを期待する」と述べた。【イギリス環境・食糧・地方事業省】

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