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環境ニュース[海外]

ブッシュ大統領・一般教書演説 アメリカの「石油依存症」克服を強調

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2006.02.08 【情報源】アメリカ/2006.01.31 発表

 アメリカのブッシュ大統領は、1月31日、連邦議会において、2006年の施政方針を示す一般教書演説を行った。
 この中で、大統領は、アメリカが抱える深刻な問題として、「石油依存症」を指摘。石油は、不安定な地域から輸入されることが多いとして、2025年までに、中東から輸入する石油の75%を代替するという野心的な目標を提示した。
 また、大統領は、「石油依存症」を克服する最善の方法として、技術的なブレークスルーを挙げ、クリーンエネルギーの研究費を22%増額する「高度エネルギー・イニシアティブ」を提案した。エネルギー省による、このイニシアティブでは、電力部門における対策として、ゼロエミッション型石炭火力発電所、ソーラー発電や風力発電、原子力エネルギーに関する研究費を増額する。併せて、自動車部門では、ハイブリッド車、電機自動車及び水素燃料車の電池の改善、エタノールの生産方法などに関する研究費を増額する。
 大統領は、「アメリカの叡智と技術をもってすれば、環境を劇的に改善し、石油ベースの経済を脱却し、中東の石油への依存を過去のものとすることができる」と強調している。【ホワイトハウス】


下記アドレス:ホワイトハウス(一般教書演説)

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