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環境ニュース[海外]

カナダ環境省 プリンス・エドワード島での汚染河川復旧プロジェクトに出資

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2001.08.01 【情報源】カナダ/2001.07.18 発表

 アンダーソン環境大臣は18日、「赤毛のアン」の舞台として知られるプリンス・エドワード島で発生した河川汚染の復旧対策として、地元団体に1万カナダドル(約80万円)を助成することを発表した。この汚染事故は、1999年7月の嵐により、同島内を流れるヴァレーフィールド川に農地から農薬が流出し、少なくとも2500匹のマスが死ぬなどしたもの。
 今回の助成は連邦環境省の「環境損害基金(Environmental Damages Fund)」から支払われる。当初環境省は、漁業法に基づき農薬会社を告訴していたが、この会社が1万ドルを環境損害基金へ支払うことで和解した。ちなみにこの基金は1995年に設けられ、汚染課徴金や和解金等を直接その被害地域の環境改善・復旧にまわすようにするためのものである。
 助成を受けた地元団体の南東環境協会(Southeast Environmental Association)では、復旧プロジェクト期間を18ヶ月とし、プリンス・エドワード・アイランド州の行政機関・企業・大学等と連携して、マスの放流や河川の水質浄化などを進めるとしている。
 詳細については環境省担当者まで。電話(902) 426-0191
【カナダ連邦環境省】

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