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環境ニュース[海外]

水力発電所設置マニュアル書を発行

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2005.08.04 【情報源】ドイツ/2005.07.20 発表

 ドイツ連邦環境省は、7月20日、水力発電事業者と環境保護団体が共同で作成した水力発電所設置マニュアル「水力発電買取価格〜再生可能エネルギー法に基づく水力発電施設の新設及び改修について〜」を公表した。
 ドイツでは、現在、約4700MW分の水力発電所が稼動している。電力需要における水力発電の割合は、降水量によって異なるが3.5〜5.1%であり、再生可能エネルギー源の中では、風力の次に大きな割合を占めている。しかし、水力発電所により、河川の交通利用が停滞する他に、河川の自然な流れや中洲が損なわれたり、魚類等の生態系に影響が出たりしている。マニュアルでは、このような状況を引き起こさない水力発電所の設置方法と再生可能エネルギー法に基づく水力発電買取価格について説明している。
 再生可能エネルギー法は、再生可能エネルギー源による電力を、固定価格で長期間、買い取ることを定めているが、水力発電については、魚類その他の生物の生息空間、最低流水量、環境への配慮がなされている場合にのみ、この買取制度が適応される。今後は、河川生態系の状況を本質的に改善するため、既存の施設の建替えや改修が重要になる。【ドイツ連邦環境省】

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