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環境ニュース[海外]

上下水道プラントのエネルギー効率をエネルギー・スターにより改善へ

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2005.06.07 【情報源】アメリカ/2005.05.18 発表

 現在、アメリカ国内の上下水道プラント向けのエネルギー・スター・プログラムである、「エネルギー・スター下水道産業フォーカス」には、21の団体が参加している。このプログラムでは、翌年にかけて、エネルギー性能格付けシステム、エネルギー効率性機会の評価に関する指針、よりよいエネルギー管理のための戦略、エネルギー効率性プロジェクトの資金調達に関する革新的アプローチが開発される予定である。
 上下水道システムは、水の汲み上げ、処理、配水、集水、浄化へのエネルギー費用として、年間約40億ドル(4200億円)を支出している。これらの費用の大半は公共料金の納付者、および地方自治体によって負担されている。このようなシステムの運営に係るエネルギー費用は、地方自治体のエネルギー予算のおよそ3分の1に相当する。仮にこのシステムにおいて、エネルギー使用を10%削減できれば、年間で4億ドル(420億円)、50億キロワット時のエネルギーを節約することができることとなる。
 EPAは、エネルギー・スターを通じて、エネルギー多消費(炭素多量排出)部門に焦点を当てた取り組みを行っている。現在、この「エネルギー・スター産業フォーカス」の対象となっているものには、とうもろこし精製、ビール製造、自動車組立、セメントがある。【EPA】

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