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環境ニュース[海外]

EPA 合成掘削液排水に関する最終ガイドラインを公表

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】アメリカ/2001.01.25 発表

 1月22日、合成掘削液(synthetic-based drilling fluids)を使った石油およびガスの採掘作業からの水路への排出に関して、最終的な基準およびガイドラインが公表された。
 EPAは、この規制の実施により、水への汚染物質の排出を年間1億1,800万ポンド(5万3500トン)、大気中への排出を年間約3,000トン、そして、石油20万817バレル分に相当するエネルギー使用を削減することができると期待している。EPAは、操業コストを著しく削減(年間4,890万ドル)することができると見積もっており、採掘業者に経済的損失はないとしている。
 新しいルールは、海岸から3マイル(約4.8km)以上沖合で実施される、石油および天然ガスの採掘事業に適用される。対象施設のほとんどは、メキシコ湾岸から3マイル、カリフォルニア湾岸、クック湾岸、およびアラスカ湾岸から3マイル沖合にある。
 なお、このルールは、海岸から3マイル以内に位置する石油およびガス施設には適用されない。これに関しては、排出を禁止する別の排水ガイドラインの対象となる。
 排水限度に関するガイドラインは、水質清浄法(Clean Water Act)に基づく連邦レベルの規則であり、個々の産業別になっている。排水ガイドラインプログラムは、EPAの環境保護プログラムの中でも最も成功したものの1つで、1974年以降、50以上の産業カテゴリーにおいて、汚染物質の排出による、人の健康や環境への影響を削減している。【EPA】

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