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環境ニュース[海外]

世界気象機関、国連防災機関主催の2022年アジア太平洋防災閣僚会議の成果を報告

地球環境 その他(地球環境)】 【掲載日】2022.10.12 【情報源】研究機関/2022.09.23 発表

 世界気象機関(WMO)によると、2022年9月19〜22日、国連防災機関(UNDRR)主催の2022年アジア太平洋防災閣僚会議がオーストラリアのブリスベーンで開催され、40ヶ国超から約3000人が参加した。テーマは「危機からレジリエンスへ:災害リスク軽減によるアジア太平洋地域の未来の転換」であった。
 アジア太平洋は世界最大の災害多発地域で、WMOの調査では、世界の気象・気候・水関連災害のうち同地域の発生件数は31%、死者数は47%、経済的損失は31%を占める。しかし、最も脆弱な国の多く(特に小島嶼開発途上国)は早期警戒システムが普及しておらず、5年以内に全ての人の利用を目指すWMO主導の取組の焦点となっている。
 共同議長声明は現在の災害の傾向と影響について強い懸念を示し、気候変動の影響に対処する全部門の協調行動、開発・投資活動の転換の必要性を指摘。また、政府・利害関係者に対し、影響に基づく予測や、世界中の人が利用できる人間中心の迅速なマルチハザード早期警戒システムの開発・導入を加速すること等を要請した。
世界気象機関

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