一般財団法人環境イノベーション情報機構
気候変動に関する政府間パネル、第2作業部会報告の最終ドラフトを配布
【地球環境 その他(地球環境)】 【掲載日】2021.10.20 【情報源】国際機関/2021.10.01 発表
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、第6次評価報告書(AR6)の第2作業部会(WG2)政策決定者向け要約(SPM)の最終ドラフトを各国政府に配布した。IPCCは2021年8月に、気候変動の自然科学的根拠を扱った第1作業部会(WG1)報告書を公表した。WG2の報告はこれに続き、人間や生態系が気候変動によってどのような影響を受け、どのように脆弱であるかを評価し、さらに適応について現在だけでなく将来の可能性についても評価している。これまで1次ドラフトに各国の専門家査読者から1万6000件、2次ドラフトには専門家査読者と各国政府から4万件を上回るコメントが寄せられ、報告書執筆者らが対応してきた。最終ドラフトはこれらのプロセスを経てまとめられたもので、各国政府は2021年11月26日までの期間に査読しコメントを提出することになっている。最終的なSPMと報告書本体は、2022年2月中旬に開催されるIPCC総会で審議され、それぞれ承認、受諾される予定である。【気候変動に関する政府間パネル】