国連環境計画世界自然保全モニタリングセンターなど、生態系を基盤とした気候変動適応策の情報をまとめたウェブサイトを公開

　国連環境計画世界自然保全モニタリングセンター（UNEP-WCMC）などは、生態系の機能を生かした気候変動への適応（EbA）のためのツールや方法に関する情報を検索できるオンラインプラットフォームを立ち上げた。一元化した情報を入手しやすくし、EbAを広く実施してもらえるようにする狙いがある。EbAの例としては、森林を保護・再生して土壌を安定させ豪雨時の地滑りのリスクを減らす、都市の緑化を進めて熱波の際の熱ストレスを軽減する、などが挙げられる。同プラットフォームには情報検索と情報提供の機能があり、すでに200以上のEbAツールが公開されている。ユーザーは、生態系の種類やEbAの段階、実施の規模などを選択肢から選ぶ、又はキーワードを入力するなどして検索をかけ、ニーズに合ったツール等の情報を得ることができるほか、まだ掲載されていない情報や実際にツールを用いた経験情報を提供することもできる。UNEP側は、これらのツールは気候変動と生物多様性の消失という二重の危機に対処するのに役立つと説明している。
【国連環境計画世界自然保全モニタリングセンター】

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プレスリリース

https://www.unep-wcmc.org/news/new-platform-for-navigating-ecosystem-based-adaptation-tools-launched