イングランド　第3回地方環境質調査発表　菓子袋などのゴミが増加

【環境一般 まちづくり】 【掲載日】2005.02.18 【情報源】イギリス／2005.02.02 発表

　イギリス環境・食糧・地方省のベケット環境大臣は、マンチェスターで開かれた「持続可能な地方自治体づくりサミット」で、「第三次イングランドの地方環境質調査」の結果を発表した。
　この調査は、環境キャンペーン団体EnCamsによるもので、地方自治体の環境質を調査した結果、「優良」または「可」とされた地区が増えていることがわかった。しかし、ごみの種類によっては増加したものもある。2001/02年度に比べ、飴などの包装が見つかった地区は19％、スナック菓子の袋が見つかった地区は18％、空き缶が見つかった地区は34％も増加している。
　調査は約1万2000カ所を対象に、工業地や公共地など12のカテゴリーに分けて行われた。全体的に前年度に比べて4％改善しており、全体の44％は「優良」または「可」と評価され、不可は4％に過ぎなかった。公園、地方道、緑豊かな住宅地などが最もゴミの少ない、きれいな場所とされ、人口の密集した地区が最もごみの多い場所とされた。最もきれいだったのは、イングランド東部で、2位の南東部を9ポイントも引き離している。逆にロンドンはこれまでの重なる努力にかかわらず、最下位となってしまった。【イギリス環境・食糧・地方事業省】