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環境ニュース[海外]

EPA 大気浄化水銀規則案について、追加的なパブリック・コメントを募集

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2004.12.14 【情報源】アメリカ/2004.11.30 発表

 EPAは11月30日、大気浄化水銀規則案について、「データの利用可能性に関する通知」を公表した。
 EPAは、2003年12月に、発電所から排出される水銀を規制するため、2つの選択肢を公表している。ひとつは「最大限実施可能な汚染管理技術」(MACT)の導入を発電所に求めるもので、もう一つは、全国の発電所を対象に、市場ベースのキャップ・アンド・トレード・プログラムを創設するものである。
 今回の通知は、かかる規則案に対して寄せられた68万件を超えるパブリック・コメントを要約し、新たなデータおよび情報に対して、さらなるコメントを求めるものである。様々な団体から寄せられたモデル分析に関する情報を提供するとともに、モデルやその仮定について追加的なコメントを求めている。
 なお、EPAのリーヴィット長官は、追加的な意見募集に関する基本的な情報を示し、EPAの検討範囲を限定するために、5つの指導原則を示した。これは、水銀規則が(1)児童および妊娠中の女性を水銀の健康影響から保護する必要性を重視すること、(2)適切に試験され、アメリカの発電所で広く利用されている新技術の早期導入を促進すること、(3)州際大気浄化規則が要求する500億ドル(5兆5000億円)の投資を利用し、排出総量の大幅な削減を図ること、(4)アメリカの競争力の維持の必要性を考慮すること、および(5)水銀排出の削減に係るEPAの様々な事業の一つとなること、を確保するものである。
 EPAは、今回の通知について、30日間にわたり、パブリック・コメントを募集する。【EPA】

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