一般財団法人環境イノベーション情報機構
消費者にやさしい農業政策を
【水・土壌環境 地下水/土壌汚染】 【掲載日】2001.06.27 【情報源】ドイツ/2001.06.13 発表
ポツダムで開催された環境大臣・農業大臣共同会議において採決された、未来ある農業・消費者政策に関する文書において、安全かつ高品質な食糧生産を行うことの重要性が強調された。とりわけ消費者の健康によい農業生産を行うためには、良好な土壌を確保することが重要となる。水肥、汚泥、無機肥料の散布が、土壌における有害物質の増加につながらないようにしなければならない、とされた。連邦環境大臣トリッティン氏は我々は土壌における有害物質を減らすため、例えば、土壌とせいぜい同程度の重金属や有機性有害物質しか含まない肥料のみ散布するようにすべきであり、将来的には、ほとんど有害物質を含まないような肥料のみを使用するようにすべきである、と述べた。両大臣は、今年秋に、これらの肥料の限界投与量、投与間隔に関するシンポジウムを開催することに合意し、この議論の結果を、連邦と州に勧告することとした。【ドイツ連邦環境省】