生物分解性廃棄物に関する研究へ資金提供

　イギリス環境・食糧・地方事業省は、埋立処分される生物分解性廃棄物を減らす方法の研究に、136万ポンド（約2億6500万円）の資金を提供すると発表した。
　同省の「技術研究・革新基金（TRIF）」は、台所の生ゴミ、庭の剪定屑や紙などの生物分解性廃棄物の量を減らす革新的な技術等に対して資金を提供する。イングランドでは、2010年までに、埋立に回される生物分解性廃棄物の量を1995年レベルの75%まで減らすことを目指している。
　今回は、リード大学、C-Tech Innocation社などによる5つのプロジェクトが資金提供を受けることが決まった。研究事業では、埋立て廃棄物を減少させるための新たな処理方法を探るだけでなく、コンポスト化のスピードアップや、廃棄物から水素エネルギーを生産する技術についても取り組む。【イギリス環境・食糧・地方事業省】