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環境ニュース[海外]

EPA 大気浄化法の遵守プログラムに61企業が自主参加

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】アメリカ/2001.01.19 発表

 EPAの貯蔵タンク排出削減パートナーシップ・プログラム(Storage Tank Emission Reduction Partnership Program)の下、これまでに全米で企業61社が、地上貯蔵タンク(866)に排出コントロール装置を設置することに合意した。これらの排出コントロール装置によって、揮発性有機化合物(VOC)を年間2,000トン削減ことができると見られている。これは、現在道路を走っている自動車7万6千台を排除するのと同等の効果がある。VOCは、地上レベルオゾンやスモッグの重要な寄与物質である。
 このプログラムに参加している企業は、揮発性有機液体(volatile organic liquids)(石油製品を含む)を大量に貯蔵する地上タンクを有している。タンク内部には、燃料のサンプリング及び排水用の細長いポール、いわゆる「スロット付きガイドポール」("slotted guide poles")が備え付けられているが、ここからVOCが大気中に放出されている(なお、このポールは、環境規制順守のために実施されるサンプリングにも使われている)。EPAは、ガイド・ポールからの漏出の監査、情報開示等に合意した企業に対し、ペナルティーを免除することとした。また、企業側は、漏出防止のためのコントロール装置を2002年6月13日までに設置することに合意した。
 貯蔵タンク排出削減パートナーシップ・プログラムは、重要な環境利益を達成するために、政府と産業界がどのように協力していくことができるかをよく示している。このプログラムの詳細は、1月14日の連邦官報において公表された。【EPA】

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