一般財団法人環境イノベーション情報機構
有機性廃棄物の分別収集に柔軟性を認める
【ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2004.09.29 【情報源】オランダ/2004.09.09 発表
オランダのファン・ヘール国務大臣は、廃棄物審議会の勧告を踏まえ、有機性廃棄物の分別収集を継続しながらも、市町村に対し、柔軟な収集システムを認める意向を明らかにした。同大臣は、将来、法律の改正案を議会に提出する予定で、市町村が地域の実情に応じた決定を行うことができるようにする。具体的には、分別収集の頻度の変更、有機性廃棄物のうち、特定のものだけ(植木の選定屑など)収集すること、有機性廃棄物と他の廃棄物(おむつなど)を混ぜて回収すること などを認める。
有機性廃棄物の分別収集は、焼却や埋立に回される廃棄物の量を減らすために実施されている。一般的に、有機性廃棄物は、回収後、コンポスト化されている。2003年には、140万トンの有機性廃棄物が回収されており、これは、一人当たり90kgという計算になる。【オランダ住宅・国土計画・環境省】(英語版)