地方自治体の廃棄物及びリサイクル政策に、さらなるサポート

【ごみ･リサイクル リサイクル】 【掲載日】2004.09.16 【情報源】イギリス／2004.09.01 発表

　イギリス環境・食糧・地方事業省は、廃棄物・リサイクル事業の計画及び実施について、野心的な目標の達成を目指す地方自治体に対し、さまざまなサポートを行うことを発表した。
　最新のデータによれば、リサイクル活動が増えるにつれ、埋立てに回される廃棄物の量が減ってきている。この波に乗じて、2004-05年度までに、家庭廃棄物全体の25％をリサイクル及びコンポスト化にまわすという、国の目標を達成できるよう、同省では地方自治体に補助を行っている。
　同省は、専門的なコンサルタントによる支援のため、2004−05年度に200万ポンド(約3億9000万円）以上の追加資金を提供。また、2004年6月からは、全国の地方自治体に対し、「廃棄物実施プログラム（WIP）」への申請を募集し、地方自治体が、リサイクル実績の改善を阻む地域固有の問題に取り組むのを支援してきた。同プログラムへの反響は非常に良く、同省は、優れた提案と政策の必要性を示す証拠を提出した地方自治体（最高250団体）に対して、2万ポンド（約390万円）、別の補助金を提供する予定である。
　こうした支援策は、「（廃棄物）埋立枠取引スキーム」の導入に向けた計画づくりや、廃棄物の収集及び処理業務について、質の高い廃棄物戦略を策定するために活用することができる。また、運営費への補助は、粗大ゴミの回収などにも充てることができる。
　地方自治体のためのガイドラインのデータベースや実践的なツールキットなどは、同省のホームページから入手することができる。【イギリス環境・食糧・地方事業省】