持続可能な建築物に向けて、新たな規定を策定へ

　持続可能な建築物作業グループが5月に発表した報告書に答え、イギリス政府は、7月27日、同グループが提案していた「持続可能な建築物規定」の策定にゴーサインを出した。　新たな規定は、建物におけるエネルギーや水利用の効率化、廃棄物や資源の利用などについて、一層厳しい基準を設定する。現在、建築物からの温室効果ガスの排出量（建設、維持管理及び利用を含む）は、排出量全体の50％近くを占めている。
　規定の最初の概要は、2005年1月の「持続可能なコミュニティ・サミット」までに策定する。2006年の早い時期から規定を実施するため、2005年末までには規定を完成させる必要がある。【イギリス環境・食糧・地方事業省】