欧州委員会　洪水からの保護のため　EUの統一的行動を提案

　欧州委員会は、洪水からの保護を改善するため、洪水リスク管理に関するEUの統一的な行動を提案した。
　今回公表された声明には、影響のある流域および沿岸域の洪水リスク管理計画、洪水の危険性のある地域を示す洪水ハザードマップ、情報交換の調整、関連するすべてのEUの政策の貢献、公衆の意識向上などが盛り込まれている。
　1998年から2002年の間に、欧州では大きな被害を与えた洪水が100件あり、2002年にドナウ、エルベ川流域でおきた壊滅的な洪水もこれに含まれる。1998年以来、洪水による死者は約700人、保険の対象となった経済損失は少なくとも250億ユーロ（約3兆2500億円）にのぼる。【欧州委員会環境総局】