一般財団法人環境イノベーション情報機構
連邦議会がバイオマス政令に同意
【エネルギー バイオマス】 【掲載日】2001.06.11 【情報源】ドイツ/2001.06.01 発表
ドイツ連邦議会は、連邦環境大臣トリッティン氏が提案したバイオマス政令に、6月1日同意した。連邦参議院は、これに先立つ5月11日、すでに同意していた。これによって、同政令は、2001年6月中にも発効する見通しである。この政令の基礎は、2000年に制定された再生可能エネルギー法である。トリッティン氏は、同政令によって再生可能エネルギーの投資に対応することができると語った。同政令によれば、バイオマスエネルギーによる発電については、1キロワット時当たり17ないし20ペニヒ(8円ないし10円)の保障を受けることができる。また、農業分野、関連分野の雇用を促進することもできる、と語った。
同政令は、いかなる物質がバイオマスにあたるか、どのような技術に適用されるか、バイオマス発電に対する環境上の要請に関する規定をおいている。
バイオエネルギーは、ドイツにおいて風力発電に並ぶほどの発展のチャンスをもっているが、その態様はさまざまである。バイオマスエネルギーは、言ってみれば、変換された太陽エネルギーが蓄えられたもので、とりわけ発電分野のベースエネルギーとして相応しいものといえる。【ドイツ連邦環境省】