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環境ニュース[海外]

アメリカ東部の州に NOx排出削減を義務付けるプログラムがスタート

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2004.06.18 【情報源】アメリカ/2004.06.03 発表

 5月31日、アメリカ東部の19州およびコロンビア特別区において、オゾンの削減を目指すEPAの地域プログラム「NOx SIP Call」の第1段階が開始された。これは、今年9月までに、NOxの排出量を60万トン削減することを目的とするものである。
 プログラムの対象となる州は、夏の間に、NOx排出削減措置を講じなければならない。これらの州は、EPAにより運営されている「NOxバジェット取引プログラム」(地域的な市場ベースのキャップ・アンド・トレード・プログラム)を活用して、発電所および他の大規模産業施設からの排出を削減することにより、削減義務の大部分を達成するものと考えられる。なお、将来的には、排出削減義務は、5月1日から9月にかけて適用され、これにより年間90万トン近くのNOxが削減される。
 また、EPAのリーヴィット長官は、4月2日に、このプログラムの第2段階に関する規則に署名している。これは、2007年5月1日を、NOxをさらに年間10万トン削減するという目標の遵守期限とし、また2つの州の一部の地域を対象に追加するものである。
 「NOx SIP Call」プログラムを通したNOxの削減により、1億人以上の住民にとって、大気が改善されることとなる。【EPA】

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