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環境ニュース[海外]

ガソリンスタンドの揮発性有機化学物質を回収

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2001.06.01 【情報源】フランス/2001.05.22 発表

 光化学汚染の原因でもある揮発性有機化学物質(composes organiques volatils; COV)の大気中放出量の削減は、大気質の回復のために予定されたアクションプログラムの一つである。
 フランスにおけるCOVの放出は年間、220万トン。その33%は自動車、トラック、飛行機、47%は印刷、製油、石油貯蔵庫、20%は農林業に由来する。特に燃料の移し替えなど供給段階におこる気化に対する対策が必要である。
 製油、石油貯蔵庫はすでにCOV回収装置が設置されている。現在年間15万トン以上を取り扱う貯蔵施設には設備が設置されているが、年1000m3以上を取り扱うガソリンスタンドや給油燃料輸送トラックはCOVの放出削減装置がつけられる。影響のでる規模の施設におけるこの対策は2004年まで継続される。
 また、すべてのガソリンスタンドには、自動車給油時のポンプに排出回収装置が設置される.ガソリンスタンドへの設置キャンペーンは、環境・国土整備省の2001年4月18日のデクレにより開始され、まず規模の大きなスタンド(年4500m3)から始まる。関係する企業には6億フラン(96億円)という大きな投資となる。削減は年2万トンと推定される。【フランス環境・国土整備省】

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