一般財団法人環境イノベーション情報機構
運送業の環境対策、騒音対策のパイロットプロジェクトが始まる
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2004.05.19 【情報源】ドイツ/2004.05.04 発表
市街地及び住宅密集地における運送業の環境対策、騒音対策を目的にしたパイロットプロジェクトがスタートした。ドイツ連邦環境省は、昨夏、運送業者や物流管理業者を対象に、パイロットプロジェクトのコンセプトを募集していた。選考の結果、プロジェクトを担うのは、ドイツテレコム社、ドイツポストエクスプレス社、Wuesthofバイオガス社等。これらの企業は、連邦環境省から約130万ユーロ(1億5600万円)の支援を受け、2005年末までに約280台の運送車両を実用化する。EUでは、2005年1月から新排出ガス規制「EURO4」が実施されるため、特に商用車輌における環境対策の強化が必要となっている。トリッティン環境大臣は「プロジェクトにより、経済的利益と環境保護が両立できることを証明したい」と述べている。【ドイツ連邦環境省】