一般財団法人環境イノベーション情報機構
EPA 2003年の大気中オゾンの分析結果は良好
【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2004.05.19 【情報源】アメリカ/2004.05.04 発表
EPAは、5月4日、大気中のオゾンの状況に関する分析結果を公表した。これは2003年の大気中オゾンの状況を説明し、併せて1980年以来のモニタリングデータおよび排出データの動向について検討するものである。これによると、2003年は、全国の多くの地点で、大気中のオゾン濃度が1980年以来、最も低かった。これは、オゾン生成の要因である、NOx及び揮発性有機化合物(VOC)の排出が継続的に削減されたこと、及び気象条件が有利に働いたことが主な要因である。気象パターンの変化によって、地域のオゾン濃度は毎年変化するため、長期的な動向につき検討することが重要となる。
1970年以来、NOxの排出は54%、VOCの排出は25%減少している。こうした環境上の成果は、GDPが176%、エネルギー消費が45%、自動車走行距離が155%増加した中で得られたものである。【EPA】